ADMIN TITLE LIST
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


「恋愛放棄について」の考察で電波男のあらすじを紹介していますが、
「(現実世界での)恋愛放棄」という選択肢の提言がメインの主張と言えます。

放棄を選んだ理由は「真実の愛」を紡げる女性が居ないから、
という事になっています。
「読書感想日記」でこの真実の愛については既に分析済みで、真実の愛とは
古典的道徳(道徳の教科書に載ってるような模範的道徳)
に基づく倫理観
となっています。
つまり本能ではなく理性から生まれる愛
「相手を出来るだけ傷つけないように配慮し、尊敬しあう関係」です。

私が考える真実の愛も似たような感じで
「お互いがお互いを無償で愛を与え合えるほどの強固な信頼関係」です。
つまり「俺が絶対絶命になったら、アイツは自分を犠牲にしても
俺を助けに来てくれるし、俺もアイツが絶体絶命になったら
自分の命を捨ても助けに行く!!」
というような
お互いがお互いを絶対に裏切らない確信が無ければ成り立たない関係ですね。
どちらかが少しでも「我が身の方が可愛い(本能)」
考えて行動に出てしまえば一瞬でその関係は崩壊します。
これは本田氏のコメント
「事業に失敗して橋の下生活になっても付いてきてくれる女と恋愛したい」
からも想像できます。
ここで勘違い無いように言いますが、
「一方的に男に都合良い女」を求めている訳ではないのです。
上記では「無一文になっても付いてきてくれ」と言っているだけで、
「俺がオマエを裏切り著しく傷つけても付いてきてくれ」とは言ってません。
此方が人道に反する裏切りを行った場合は、捨てられて当然です。
仮に男の側が浮気をしたり、酷い暴行や金銭略取を女性に加えたりの場合は
本田氏も「そんな男はさっさと捨てろ、つーかその男は死ね」と言うでしょう。 
さらに言えば、女性が橋の下にまで来るような人格者ならば、本田氏は
「こんな落ちぶれた俺につき従う必要はない、
もしも他に生きる道があるなら俺を見捨てて構わない」

と女性に言うでしょう。
ですが最初から付いてくる気も無い女に
こんな思慮をしてやる気は起きません。

本気で橋の下まで来る様な女にだから「俺を見捨てていい」と慮るのです。

ですが、電波男を読んだ一般人(非モテナイ、非オタク)でこの事が
瞬時に理解できる人は少ないでしょう。
「真実の愛ってなんぞや?」と思う人が多いはずです。

同じく、電波男でのオタクという定義は一般のそれとは多少違い、
オタク=モラリスト(特に性モラルに硬い)に近い定義となっています。
性モラルに硬い故に現実の退廃的恋愛に拒否を起こし、アニメ世界などの
清い交際が残っている空想世界に傾倒せざるを得なかった人種ということです。
オタクというとむしろ一般人が思い浮かべるのは、
「秋葉原などで、限定品欲しさに子供を突き飛ばして列に並ぶような奴」でしょう。
基本的にこういう人種を本田氏はオタクと定義してはいません。
強いて言えば「オタク趣味を持っているDQN(暴力的自己厨人間の総称)」です。
これもまた一般人が理解する事は中々に困難です。

これら以外にも電波男の中には「モテナイオタク」の笑わせるための
ギャグやネタを多数含んでいて、それが(オタクにとっての)面白さ、
読みやすさの秘訣なのですが、逆にこれが災いして
一般人の電波男批評は揚げ足取りの嵐となっています。
本質的に訴えたい根幹には殆ど言及せず、ギャグレベルの
枝葉の部分に食いついたり、オタクの暗黙的定義などに気が付かず、
的外れな反感を述べたりしているのです。

例えば本田氏が妄想するドロンパビルの下りや「メイドを配給しろ」
などのオタク的冗談を真に受けて「ふざけている、自分勝手、矛盾している」
などと感じる人がいるのです。
中には相互理解よりも自分と異なる考えをもった「異教徒」を
論撃して叩きのめす事を前提に敢えて揚げ足取りや曲解を織り交ぜた
理論展開をする人も大勢居ます。
残念ですが、一般人とはそういうものなのです。

こういう暗黙的定義や(意図的とはいえ)ギャグを多分に含めてしまった事は
思想書という観点からは電波男の欠点と言えます。

本質見抜き正しく読解出来れば、モテナイ男の生き方を論じる上での
錦の御旗と言える書籍なのですが、不純物が多すぎて一般人との議論では
「まず、正しい解釈を1から説明せねばならない」という状況に陥り、
長大な説明が必要になって、最後はグダグダになってしまう事が殆どです。

現在本田氏は小説などに注力していらっしゃるようですが、
もしも余裕がありましたらば何時の日にか
「電波男~ver強化外骨格」を作成して頂ければと思います。
ギャグ部分を出来るだけ省略し、暗黙的了解についてイチイチと明示を行い、
公的統計や信頼のおける専門家のコメントなどを随所に置き、
一般人と論争することを前提として理論武装を強固に施した
「強化版電波男」を世に出して頂ければ・・・と思っています。
オタクと一般人の両方の価値観を理解できる竹熊氏のような人物に
監修を受けながら製作すればかなりの補強ができるのでは?と
個人的には思います。
スポンサーサイト

















管理者にだけ表示を許可する



| HOME |

Design by mi104c.
Copyright © 2017 喪男道, All rights reserved.
まとめ






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。