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ハマスが議席の過半数を獲得した事で、再び脚光を浴びている問題ですが、
これはけっこう喪男問題と似通った点があるかもなぁ、と感じました。
何故、パレスチナ側が欧米側の懐柔政策に反発し、
強硬派のハマスを支持しているのか・・・私はこう推察します。


欧米側に従っても大した旨みが無いからでは?
「ろくにエサもくれない癖に首輪で繋ぎたがる奴に誰が従うかよw」
と。

パレスチナ側は土地も無く、金も無く、産業も無く、何も無い状況です。
失業率は40%を超え、多くの人々が難民キャンプで暮らしています。
パレスチナは他国からの資金援助が年間予算の45%程度を
占めていて、欧米諸国も出費しています。
それを盾に「和平路線にならないなら停止するぞ」と脅してはいますが、
そういった動きに対して、同じイスラム国家はパレスチナに
資金援助の継続を確約したり、それに呼応して新たな資金援助を
申し出る国家が出てきたりと、欧米諸国に頼らない
資金ルートが出来つつあるようなのです。

欧米に尻尾を振らなくても今までと大して食い扶持は変わらない。
資金援助を受けてもそれが貧民層に届く事は無く、
非常に貧しい状態が殆ど改善されていない。
そもそも、大人しく言う事を聞いていても
(国家予算としては)焼け石に水のはした金しかくれない。


これで誇りも怨恨も便所に流して
イスラエルのポチになれと言って聞くわけがない。


誇り高く戦って死んでも、誇りを捨てて従っても貧しい事には変わりない。
だったらせめて誇りだけでも守って死んだ方がお得でしょう。

土地も、金も、産業も、安全も全て保障してやらない限りは、
パレスチナに首輪を付ける事は不可能です。

イスラエルの土地を切り取って彼らに与え、
十分な資金援助を施し、
技術提供および産業の誘致をして、
イスラエルが暴れた時は国連がシバキ上げる。

飢えた狼を大人しくさせるには腹いっぱいの
エサを食わせるのが最も効果的かつ簡単な方法です。
飢えた狼と言うとパレスチナが悪者チックに聞こえますが、
そもそも彼らを飢えに追いやったのは欧米諸国とイスラエルです。
その責任として彼らが国勢を立て直すまで、エサを与えるぐらいの
事をしてやっていいんじゃないかとは思うのです。


これらの事をちゃんと保障してやらん限り、争いは永遠に続くでしょう。
まあ、その事は誰しもが気がついてる事です。
じゃあなぜそうしてやらないのかというと、
「やっても自分達にとって大して得にならないから」です。
アメリカはユダヤロビーの手前、イスラエルの土地を
切り取ったりなどが出来るはずがない。
EUもパレスチナの矛先がイスラエルに向いている以上は
おもいっきり身銭を切ってまで彼らを助ける必要性はない。
日本は親分であるアメリカに追従する形を取らざるを得ない。
パレスチナを助ける事に心血を注ぐ理由が存在しない。
だからこそ欧米側は「出来るだけ安い出費」で
騙し騙し値切りながら、パレスチナを大人しくさせたい。


出来るだけ安い給料で労働者をコキ使いたい企業主と同じ発想です。
「金は払わん、だが俺の言うことを聞け!!」
誰も聞くわけがないっつーのw
そんなことだったらストライキでも何でもして暴れた方がよっぽど楽しいw
これは喪男問題にも言えることで、我々がモテ側に従わない大きな理由として、
「モテ側に従ったところで全くメリットがない」
というのは間違いなくあるでしょう。
だったら「喪男として生きて、暴れた方がいいやw」となるのは必然です。
私を含め、喪男であることが「存在意義や美学」になるまで凝り固まった人々は兎も角、
大方の喪男が喪男である理由、激しく抵抗する理由は
「従ったところでメリットはないし、抵抗した方が誇りが満たされ楽しいから」ではと。
(私だってこの心理は多少なりとも持っています)

はてな系非モテである、kiya2014は喪男道のある記事に対して
このようなコメントをしています。
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kiya2014
『ここまできた喪男にサヨク的言説は意味がないよなあ。
 だって、モテに従って脱オタして女性に譲歩したところで
 メリット皆無だからね…。
 周囲を全部敵にして不毛に戦った方が余程楽しいだろう。』

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彼は喪男道と相容れない存在でありますが、
この指摘に対しては正しいと言わざるを得ないでしょうね。
我々だって人間です、与えられた選択肢の中で
せめて楽しい道を選んで生きたいんですよ。
モテや一般人と同じようにね・・・

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「かしましガール」と「ふうこ」の記事でも紹介した
「かしましガール」というアニメ・・・面白いは面白いんですが、
共感できるキャラクター(ブサイク喪男)が全く居ないのはヤッパ辛いですね。
イケメン、イケ子ばかりで感情移入が出来ん。
強いて言えば明日太が比較的に我々に近い存在なんですがね。
顔自体は悪くないですが、周囲の女性からは非常にキモがられて
主人公とは全く待遇が違う、明らかな「ピエロ役」なのです。
個人的には明日太は女性に嫌われまくって、恋愛放棄して解脱して欲しい。
そしてOPシーンのように登山に目覚め、Kー2とかに冬季単独登頂を
挑むようなストイックな男になってくれたら最高ですね。

恋愛など捨て、ひたすら高峰に挑む男。
喜びも哀しみも憎しみも苦しみも
全てを飲み込んで神に挑む孤高の挑戦者。

そんな存在になってくれたら個人的には嬉しいんですが、
このアニメに於いては在り得ないだろうなぁ、とほほ。


※余談※
最近はどーも恋愛マンセーな作品が多くてイマイチ。
普段は以下のような脳内妄想をして楽しんでいますが、
こういう救いのない話って売れないのかなぁ・・

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主人公、ヤリマンDQNの母親の元で父なし子として生まれる。

顔が可愛くないと母親に虐待を受け、顔中ボコボコのあざだらけのさらに醜い容姿となる。

母親に新しい彼氏が出来て、捨てられそうになるが「捨てないで」と懇願する。

ウザく思った母親にスラム街の暗がりに連れ込まれて38口径をぶち込まれる。

死んだ・・・と思ったが急所は外れていて九死に一生を得る。

スラム街で靴磨きをしながら生活の糧を得る。
客に「顔が醜い」と蹴りを入れられる事もしばしばで、
特に女性からは手酷く罵られる。
唯一、たまにお菓子屋でキャンディを買って舐めるのが生きる楽しみ。

スラム街に炊き出しにくるシスターに優しくされて好意を抱く。
そして、それを伝えるが振られる。
その後、シスターはあくまで仕事として自分に優しくしていただけで、
実際はキモがっていた事を知り絶望する。

誰からも愛されず、認めてもらえない事を悟る。
絶望感に打ちひしがれる反面、言いようのない怒りと不満感に襲われる。

自己実現のため、自分に出来る何かを探した結果、兵士になることを思いつく。
(戦争中なので、兵士となればどんな醜いものでも人として認められると思って)
頑丈な身体を頼りに下級兵士として軍隊に入隊希望し、見事にそれを果たす。

貧民で醜い顔なので最も危険な最前線に送られて血みどろの激戦を戦い抜く。
しかし、どんなに懸命に戦っても評価される事は無く、絶望感に苛まれる。

国家が劣勢の戦局を打開する為にサイボーグ兵士を作るプロジェクトを発動。
被験者を募集したが、成功率が極めて低いので誰も募集に応じない。
そこで名誉欲しさに藁にも縋る思いで被験者として立候補。

サイボーグ手術は奇跡的に成功し、一気に名声を得る。
ただし、手術の影響で人間としての自我はほぼ無くなり、ただの兵器。

サイボーク部隊は華々しい戦果を上げるが、量産が難航して
戦局を大きく変えるには至らず、次第に敗戦が濃厚となる。

敵がいよいよ首都進攻という状況まで追い詰められ、主人公を含めた
サイボーグ部隊は市民を避難させる時間稼ぎの「捨て駒」として配置される。
かつて主人公をボロクソに貶したり傷つけてきた人々が、それと知らずに
主人公に「命に代えても俺たちを守ってくれよ」などとのたまう。

激しい攻防戦が繰り広げられるが、敵の物量の前に
さしものサイボーグ部隊も1人、また1人と打ち倒されていく。
そして主人公も敵の砲弾を雨あられと受けて、五体バラバラになる。

死の間際となって、主人公は少しだけ自我を取り戻し、
今までの人生を走馬灯のように思い出す。
その中で一番楽しかったのは子供のころのご馳走だった飴玉のこと。
朦朧とした意識のなかで砲弾の光や爆発がキャンディのように見える。
クチをモゴモゴとさせてキャンディを舐めているような動作を取りながら機能停止、死亡。
勿論、生涯恋愛未経験の真性童貞のまま。

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はてなブックマークを適当に眺めていたら珍しいサイトを見つけました。

クリスマスの歌なんか聞こえない
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私の考え(メモ)
・恋愛資本主義・ラブハラスメントは逝ってよし
・恋愛がダメとは言わないが、恋愛だけが人生の楽しみじゃないのでは
・同性同士や友達と家族作ったっていいんじゃないか
・浮気や不倫はダメ、どうしてもするなら彼・彼女・妻・夫と別れてからして下さい
・出来ちゃった結婚ってダラしなーい
・女性の自立は進んでいるが、現代の日本の社会では女性の
 【完全な自立】はまだ難しく、男女差別無く平等に働ける職場は
 少ない(派遣社員・パート・アルバイトが多い)
・共働き・専業主婦・専業主夫どれもアリ
・結婚はゴールじゃなくて、結婚してからの情愛・家族愛が大切なのでは
・フェミニズムは他人を叩くのが目的なんじゃなくて、生きづらさを減らす為にある

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このプロフィールを見る限りは真面目な女性と言えると思われます。
まあ、記事の内容を見ると「喪男道は悪魔の思想」みたいな勢いでしたが。
推測ですが、彼女は「善か悪か?」「義か不義か?」よりも、
「攻撃的か非攻撃的か?」、「頑固か柔軟か?」
それによって是非を判断するタイプでしょう。
例えば罪人を容赦なく追い詰める(正義漢だけど)鬼検事みたいな人には
理論理屈を超えて嫌悪感を抱いてしまい、逆にソフトタッチな弁舌で
黒いものも白と言いくるめてしまう手練詐欺師タイプの人には
さほど嫌悪感を抱かないタイプじゃないかなと。
世の中には(DQNには)攻撃的な正義漢も居れば、
(表面的には)非攻撃的な悪党もごまんと居る訳なんですがね。

「仲裁と加担」の記事に出てくる「喧嘩はダメ羽交い絞め女」
或いは「イラク三馬鹿の高遠さん」「社民党の糞議員」等と同じ臭いがするのです。

この手の輩は実は肉便器北山翔子のような「あからさまなDQN」
よりもはるかに手強くて恐ろしかったりします。
これらの人は我々のような古典的善悪観(時代劇のような勧善懲悪観)を持った人間が
DQNをシバキ上げようと拳を振るい上げると、必ずその間に
割って入ってDQNを(結果的に)擁護するような行動をとります。
彼ら自身は善人である為にDQNもろとも殴り飛ばす訳にもいかず
対処の方法に非常に苦慮するのです。
しかもその隙にDQNはシメシメとダメージを回復するのを待ったり、
反撃する為の作戦を練るわけです・・・まさに体のいい隠れ蓑
酷い場合はDQNにオルグされてDQN軍の先鋒兼防護壁にまで利用される始末
挙句に本人達は善人であり、善意でDQNを庇うものですから、
その善意的姿勢に周囲は共感して(結果としてDQNの隠れ蓑役をやっているとしても)
それなりに支持したり、発言権を与えてしまうのです。
だから非常に厄介で恐ろしい相手なのです。
利用され易い馬鹿な善人と悪で在る事を隠せる悪人は
同じぐらい厄介で手強いですからね。

私は学生時代からこの手のタイプには
何度も何度も煮え湯を飲まされてきました。

ある意味でDQN以上に苦しめられたと言っても良いぐらいです。

ただ、それらを差し引いても今の時代に恋愛資本主義価値観を
否定する女性というのは非常にレアであり、珍しい存在であります。
その点では(複雑な気持ちながら)評価すべきであると判断しました。


来やがったぜ、来やがったぜ、とんでもねーモンがよぉ!


本田透主催ッッしろはたイベント「乙女少年祭り」!!
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しろはたプレゼンツVOL.8
「乙女少年祭り(´w`)」
2月14日は…バレンタインデーですね('A`)
というわけで、喪な男たちの祭りが開かれます∩( ・ω・)∩
バレンタインデーに暇な奴ぁプラスワンへ来い!orz
本当はファントム出版イベントだったんだけど間に合わなかったので
女装っ子の話とか喪男ネタの話をメインでお届けします。

出演:本田透、アニメ会
ゲスト:蓮海もぐら先生
日時:2月14日
Open/18:30 Start/19:30
場所:新宿ロフトプラスワン
チャージ料: 男性:\1,000 女性:10万円(飲食別、チョコ持込厳禁)

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バレンタインの日に女性入場料10万円という
時代の荒波に逆らう、ジャックハンマーもビックリの暴挙!!
そこにシビれる、憧れるゥ!!
はい、万難を排してでも参加させて頂きます!!


以下の記事を拝見して色々と気がついた事がありました。

「クラスメートにとっての「良い子」と、親・教師にとっての「良い子」は違う」
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学校という場では大まかに言って、
・教師&親
・クラスメート
というふたつの勢力・価値観があり、このふたつは対立しています。
この、どちらか一方に対して「良い子」でいようとすると、
同じ行動がもう一方の勢力に対しては
「悪い子」という評価で捉えられてしまう。
makinamikonbuさんが、「親や学校教職員にとっての『イイ子』」
という表現を使っているのは、ここらへんを考慮してのことだと思います。
で、「ファッション」というのは基本的に
「クラスメート側」に対してプラスに働く価値観なんですね。
だからこそ、「ファッション」は「親・教師側」への「反抗」のアイテムとして利用でき、
同時に「クラスメート側」への「アピール・同化」にも利用できる

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この記述にもあるとおり、親や教師などの「古典的(封建的)善悪観」
持っている存在と若い世代(特に女性やDQN)の善悪観
(私から見るとワガママ主義)は相反する価値観であります。
実際に私も同級生や同僚(チャラ男グループや女子)からは
激しく嫌われてしましたが、その反面、古典的価値観を持った存在・・・
具体的に言えば、40代後半、50代の教師や上司からは
非常に厚遇といいますか、可愛がって貰いました。


私のブログをよく見ていただいてる方ならお分かりでしょうが、
私は明らかに古典的道徳、古典的善悪観を持った
(恋愛観以外においては)旧世代的人間です。
つまり私と同じ価値観を持った世代からは
ちゃんと愛されて認められてきたのです。

例えば私はこちらの記事のようにDQNの横暴に耐えかねて
乱闘事件や(不慮の)器物破損を起す事がしばしばありました。
ですが、そこに至った経緯や屈辱を教師に吐露したところ
「お前がそうしたのもやむない、
本来ならそういう奴の性根をぶっ叩いて直すのは
教師である俺たちの勤めなんだがな・・・スマン」

こういって私を必死に擁護してくれて、
結果として私は一切の無罪放免、対するDQN側は
厳重注意と反省文などを書かされるなどの厚遇を受けました。
他にもバイト先で50代のオバチャン方がDQN組には内緒で
私ともう1人の真面目な人(恐らくモテナイ系)に、
ご飯を奢ってくれたり、お弁当をくれたりと
色々と世話を焼いてもらったりもしました。
宮古島に行った時などは、民宿のオッちゃんと仲良くなって
2週間以上も無料で泊めてもらったりしました。
(恩義に報いる為に料理や掃除を手伝ったり、
魚を釣りまくってプレゼントしたりしましたが、
宿泊代と比べれば気持ち程度にしかならない)

このように私は良く考えてみれば「同世代(特に女性)」から
嫌われていただけで愛されていなかった訳ではないのです、
もちろん喪仲間、それ以外の親友もちゃんといます。
そしてこれはその他の喪男にも当てはまる事ではと思うのです。
古典的善悪観を持っている人が多い団塊初期の世代や
戦中、戦後直の世代の人々からは結構可愛がられた喪男も多いのでは?
と。
ただ、そういった人たちに気に入られるのは古典的道徳観を持った人が多い
喪男ジェダイ派に限った話で、モテナイ男全てに当てはまるとは言い難いですが・・・

愛されない愛されないとほざいたところで
所詮それは同年代の比較的若い女性(バブル世代以下)という
限定的な階層から嫌われていたに過ぎないのです。

そう考えると、DQN(エゴイスト)モテナイ男(モラリスト)
ライフスタイルとしては一長一短です。
DQNは同世代(特に同世代の女性)に好かれるかわりに、
古典的道徳観を持った年配の世代からは蛇蝎の如く嫌われる。
対するモテナイ男は同世代(特に女性)から嫌われるかわりに、
年配の世代からは「誠実な子」として可愛がられる。


その差がモテるモテないという違いに繋がるのでしょうが、
決して愛されない事、理解されない事には繋がらない。
恋愛対象外の存在からは我々は理解され愛されてきた!!
我々はもっと自尊心や愛されてきた自信を持つべきでしょう。

「女にモテる、モテない」等という「遠くに輝く星」を見つめるあまりに、
我々の傍で目立たないながら愛してくれた両親、兄弟、親友、恩師・・・
こういった人々を大切に思う気持ちを忘れてはいけない・・・そう思うのです。
傍で支えてくれる目立たない存在の愛を忘れるようになってしまったなら、
それは我々が最も憎む存在と同類になってしまうでしょう。
家族の為に一生懸命働く夫を軽んじて、上っ面の男と浮気するような妻。
夫や子供の為に一生懸命尽くした妻を捨てて、若い女に溺れる夫。
そういったクズ共と(程度の差こそあれ)同じ流れに乗ってしまうのです。



※追記※
逆にそういった団塊初期の世代や戦中戦後直の世代が
指導的立場から完全に退いた後、現在の5歳未満の子供達は
古典的道徳観や価値観をもってしまったならかなり苦しむでしょう。
その頃には彼らを認めてくれる大人は非常に少ないのですから。
我々の世代、現在の10代後半から20代が
古典的道徳観を承認してくれる大人と
比較的に多く触れ合える最期の世代かも知れません。

10年20年後はバブル世代(現在の30代中盤)が指導的立場になります。
私欲で他人を理不尽に踏みにじり利用する事が正当化された世代が、
そういった行為に呵責を感じない世代が子供達を教育、指導するのです。

喪男としてモラリストとして生きるメリットが完全に無くなる時代が訪れるのです。
そのとき、我々と似たような価値観を身に着けてしまった子供達は
同世代からも教師達からも邪険にされ、家庭以外からは完全に阻害されるでしょう。
そういった子供達は何を心の支えとして、
何を自我の保障として生きていくのでしょうか?
私はそれが非常に不安でならないのです・・・


最近(アニメファンの中で)評判である「かしましガール」というアニメを視聴しました。
主人公である少年はずむ宇宙人によって女の子に改造されてしまうという
破天荒な萌えアニメですが、丁寧な作りで個人的には中々に楽しめました。
が、モテナイ男視点で見ると少し引っかかる部分も・・・
幼馴染のとまりとはずむの思い人であるやす菜の三角関係?についてです。

とまりは幼稚園からの幼馴染で、気弱で頼りないはずむ
いつも身体を張っていじめっ子達から守っていて、深い絆で結ばれています。
しかし、口下手ではずむに想いを上手く伝えられずに悩んでいるところを
やす菜に横取り?されるような形となってしまいました。
そのとまりが悲劇的に描かれているのですが、
ぶっちゃけ、まったく感動しませんでした。
確かにずっと慕っていた相手に振られるのは悲しい事でしょう。
ですが私の頭にはこんな事が思い浮かんでしまうのです。

「こいつは美少女だから、愛してくれる人他に幾らでもいるだろ」と。
かしましガールに限らず、他の失恋モノでも同じ事を感じてしまいます。
イケメン、イケ子の失恋には絶望感が無いのです。

これを逃したらもう一生恋愛出来ないかもしれない。
彼(彼女)以外では自分を愛してくれる存在は皆無。


美しい容姿を持つ者の失恋には、こういった絶望感を全く感じられない。
仮に愛したい存在を失っても、彼らを愛してくれる存在は今後幾らでも現れるでしょう。
なぜなら美しいのだから・・・美しさは力ですからね。
だから私から見ると彼らの失恋劇はおよそ「茶番」に見えてしまうのです。

滑り止めの早慶大には余裕で受かっている人が「東大に落ちた!!」
この世の終わりの如く泣き叫んで絶望している・・・
それを頑張ってFランク大にすら入れなかった人間(モテナイ男)が
「何がそんなに悲しいんだ?」とポカーンと眺めている。

私にとっては彼らの悲恋はこういったものにしか感じられない。

およそ誰からも愛されぬであろう醜い存在が、
一縷の望みをかけて一本のクモの糸に縋るものの、無残に希望の糸は断たれる。
その後に希望など無く、何も無く、どうにもならず、何にも成らない。
そういう完全なる絶望を背負って、背水の陣で挑む覚悟。
にも関わらず夢破れ、そして無限の虚無地獄を味わうであろう事。

こういったものでなければ、モテナイ男の心を動かし涙を誘う事は難しいかなと。


※余談※
私は「全てに見捨てられた醜き存在」を身近で見た事があります。
それは人間ではなくネコニャンですが。
一昨年の話ですが、私は家の近くの川に釣りに行った際に、
ダンボールに入れて捨てられていた子猫5匹を拾いました。
私の住んでいるアパートはペット禁止である上に、
連日徹夜で会社泊まりが頻繁にある仕事(プログラマー)をやっていたので
動物を、ましてや手のかかる子猫を飼う事は無理でした。
しかし、この子達を見捨てる事は私の誇りが許さないので
取り合えず保護し、里親探しをする事に決めました。
現在はネット上に里親探しサイトなどが色々あるので、
飼い主を探す事は比較的容易で、子猫たちは順調に
新しい飼い主の下へと引き取られていきました。
その中で全く飼い主が見つからない子が一匹・・・
「ふうこ」と名づけたメスの子猫です。
この子は栄養状態が悪く、元々身体も弱かったのでしょうか、
ネコ白血病やネコHIVなどの致命的病気は患っていなかったのですが、
左目から酷い目ヤニが出ていて、眼球も黄色っぽく濁り、
直ぐにペット病院に連れて行き治療したのですが、元にもどりませんでした。

毛並みも良くなく、黒と茶のいかつい斑毛ではっきり言えば
「実に醜い猫」でした。

ネット上の募集ではふうこを貰ってくれる人は現れず、
友人知人のネコ好きな人には片っ端から嘆願し、
普段なら決して話しかけない女性の同僚や元同級生にもお願いしてまわりました。
ふうこの兄弟を見て「この子なら貰ってもいい、あの子ならOK」とは言っても
ふうこを貰ってくれる人は1人も居ませんでした。
必死にふうこの事を飼ってくれるようにお願いしても嫌な顔や苦笑いをするだけで、
酷い奴になると「キモイ」「ブサイクだからヤダ」
などと露骨な言葉を吐く女もいます。

挙句にはふうこの事がアパートの管理人にバレて、
2週間以内に処分しなければ私が追い出されるという事態まで発生。
子猫達の世話や里親探しの為に強引に休みをとったり、残業拒否をしたりして、
上司や先輩達からもボロクソに怒られて切羽詰り、家族に助力嘆願しましたが、
当時母親との中は非常に険悪であり拒否されました。


モラルモラルと偉そうにに言っている私ではありますが、自身が窮地になると
「人として決して考えてはいけない事」が頭を過ったりしてしまいます。
ですが、ふうこの寝顔やすりすりと擦り寄ってくれるのを心の支えにして、
「もしも2週間以内に里親が見つからなくて、アパートを追い出されたって構うか!!
 ふうこと一緒にホームレスでも何にでもなってやる、絶対にこいつを見捨てない!!」

そう腹を括って覚悟を決め、残された時間で懸命に里親探しをしました。
一度は断られてしまった叔母(ネコ好きだが既に8匹飼っていて無理と断られた)に
「エサ代から何から必要経費は全て毎月支払いますから!!」
必死で懇願して何とか引き取ってもらう事が出来たのです。

今では叔母もふうこを家族の一員としてかけがえの無い存在として
可愛がってくれていますし、ふうこも美味しいものをたくさん食べて
丸々とした身体になって幸せそうでした。
結果としてはハッピーエンドなのですが、私は色々と考えさせられました。
ふうこは単に土壇場で運に救われただけなのです。
私や叔母のような(ある意味で)変人と出会ってギリギリのところで助かっただけ。
殆どの場合、力も美しさも持たず、庇護してくれる存在も持たず、
あらゆるものから見捨てられてこの世に生を受けた存在に訪れるのは
「苦痛と死」です。

ふうこを通してその事を嫌というほど思い知らされました。
我々は醜く愛されなくとも「日本人、日本国民」として、様々な面で保護を受け、
人権を保障された上で生きてこれましたが、猫や犬などの愛玩動物達にとっては
美しさ(可愛さ)が生死にすら直結する場合も多い。
醜ければ捨てられるし、拾われる事も無い。

私はこういう現実を身近で見てしまった、
だからとまりのような存在が茶番に見えて仕方ない。
まあ、我々モテナイ男がギャーギャーと騒いでいるのも
ふうこのような存在と比べれば茶番なのでしょうけどね・・・


※余談2※
一番切羽詰っていた時の顔を鏡で見ましたが、マジでこんな顔でした・・・
切羽詰ると・・・


ジェダイ派としてこんな事を言うのはダメなのでしょうけど、
育児に悩んで親子心中をしてしまう母親の気持ちが
実は結構理解できてしまったりするんですよ・・・

まあ、それを乗り越えられるからこそ親なのでしょうけど。
ただし、子供だけ死なせて自分は死にきれなくて
おめおめと生き残るクソバカ野郎は全く同情出来ないですがね。



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