前回の考察で述べたとおり、モテ側の要求に対して非モテ側が
激しく反論を挙げた結果、一部モテ側は「平和的に解決しよう、仲良くしよう」
という和平を求めてきました。
一見すると妥協したように思えますが、彼らはどうやって和平とするのか
具体的方策や方針を明確に打ち出さないのです。
(対話を繰り返し、対話を繰り返しなどとお喋りインコのように繰り返すだけ)
さらに、対話を~平和的に~などと都合の良い事を言う一方で、
非モテはおしゃれに気を使うべきだ!!
非モテは脱オタすべき!!などの従属を伴う是正を叫ぶ声が止む事はなかったのです。
これに対して
「なぜ貴様らに従わなければいけないのだ!!」と反論すると、
「対話を~、平和的に~、冷静に~、攻撃よくない~」などと
またインコの如く繰り返すのです。彼らは一体何を目指し、何を求めているのでしょうか?
ここで一旦、非モテ側が考える
平等且つ対等な関係での相互不干渉とは
具体的にどのような事を指すのか考えてみましょう。
モデルケースとして某掲示板で非モテ側が主張としてあげる要求一覧を提示します。
【喪男要求一覧】
喪男が、自称一般人に対して求めている(譲れない)意見は下記の通りです。
これがどうしても容認できないならば平和的解決がありえないことをご理解下さい。
・恋愛面での不利は容認するが、その他では一般人と対等であること
・恋愛を放棄すると言う姿勢に対しての自由を認める
・二次元恋愛(オタク趣味)への自由を認める
・喪男を侮蔑するならば、反撃を受けることも容認すべきということ。
・反論する場合は生理的嫌悪感、不平等を前提とした概念を排除して論を述べること。この内容を更に噛み砕いて具体的に述べてみましょう。
[恋愛面での不利は容認するが、その他では一般人と対等であること]1.個人的嫌悪を内心に思うことは自由だが、個人的嫌悪を持って
非モテを侮蔑(人権侵害)する事を認めない。
これを行う場合は非モテ側からの反論、糾弾を受ける覚悟を持って行うべき。
ただし、ネット現実問わず嫌悪対象に絶対に聞こえないように
配慮した陰口は許容範囲とする。
2.電車内でエロ本を読む、何日もフロに入らない、葬式にジーパンで出席する等の
許容範囲を超えたTPO違反を行ってしまう人間は
非モテとは別次元の問題である事を理解する。
3.非モテがモテナイ事は仕方の無い事であり、
モテ側が恋愛相手として見ない事は是正する必要はない。
ただしその他の面においてはモテ側と同等の人権を持つ事を理解する。
[恋愛を放棄すると言う姿勢に対しての自由]4.恋愛経験の有無、多寡で非モテを侮蔑(改善要求)する事をを認めない。
5.容姿、服装、髪型、体型など恋愛に付随した要素の優劣で
非モテを侮蔑(改善要求)する事を認めない。
6.顔が醜かったり、性モラルに硬い存在(非モテ)にとって
恋愛が極めて困難なことで在る事を理解する。
[二次元恋愛(オタク趣味)への自由を認める]7.二次元恋愛が現実の恋愛と比べて劣るなど侮蔑を認めない。
8.二次元恋愛を含めたオタク趣味の改善要求は認めない。
9.低予算、ノーリスクで恋愛へのルサンチマンの解放が出来る
などの二次元恋愛独特のメリットを理解する。
[喪男を侮蔑するならば、反撃を受けることも容認すべきということ]10.理不尽な侮蔑を述べる相手には、モテ非モテ関係なく糾弾を浴びせる。
つまりはお互いの価値観を正しく認識した上で
”中立の為には同属同士での粛清も辞さない”という態度を一貫して取るべきである。
11.上記が守れない場合は
パワーバランス論をもってして平等とする考えを理解する。
[反論する場合は生理的嫌悪感、不平等を前提とした概念を排除して論を述べること]12.キモイ奴をキモイと言って何が悪い、というような
理不尽な思想を含んだ論は認めない。
13.たとえ理不尽でも少数派は多数派に従うのが世間のルールだ、
といった論を述べて、非モテ側に不平等を容認させる事は認めない。
少なくともこれらの
1~13までの項目をモテ側が全て守って、
それを受けて非モテ側が糾弾を止めて初めて
「平等な和平」が実現するのです。
ですが、上記で出した某掲示板ではこのような条件を出すと
「調子に乗るなキモオタが!!」とする輩が大多数です。
つまり彼らの論旨はこうなのです。
「非モテが非モテで在る事は認めるが、それをキモイと侮蔑するのは当然!!」こう考えると和平和平と叫ぶ存在の不可解な行動が理解できます。
彼らは和平(論争合戦をしないこと)が目的であって、
モテ非モテの関係を対等、平等にする事が目的ではないのです。
「俺たちはお前らを侮蔑するけど、反撃はしちゃダメw」
という事なのです。こんなふざけた内容が認められる筈がありません!!勿論、モテ側にも少数ながら我々が要求する内容を認め、
平等な和平を目指している人もいるでしょう。
ですが、そういう人々に聞きたい。
あなた方は、
「俺たちはお前らを侮蔑するけど、反撃はしちゃダメw」
「キモイやつらはキモくならないように是正すべき」こういった隷属的要求を求める同属(モテ)を説得する事が出来ますか?
彼らに同属として「君たち、それは違う!!平等を目指すべきだ!!」
とキチンと説教をして納得させて「平等な和平」を目指すことを
モテ側の主流派にする事が出来るのですか?
そのためには時にはモテ同士で骨肉の争いをせねばならなくなるでしょう。
モテ側の中で、自浄作用を持たねばならないと言う事です。ただ、こういった自浄作用は非モテ側でも完璧とは言えません。
ですが、モテ側の自浄能力の低さは少なくとも私の目からは、
相対的に見てもあまりに拙いとしか感じられませんでした。
ハッキリ言えば「単なる馴れ合い集団」です。また、
「不平等派を始末するのはお前たち非モテ自身の役目だろう」と考える人も居るとは思います。
だったらこちらも、
「身内の垂れ流したクソの始末も出来ないくせに
和平和平と勝手なことを抜かすんじゃねぇボケ!!」と言い返したくなります。
平等だ和平だと言うならば、こういった
「不平等派」を一掃する
具体的方策を提示した上でホザいて欲しいものです。
それが出来ないならば、モテ側の論に耳を傾ける
非モテはまず現れないと明言します、私もそうです!!